No one knows

猫と私とどこかの誰か

孤独のすすめ

本日から入浴時に読み始めた五木寛之氏の「孤独のすすめ 人生後半の生き方」。
ここのところ、とむ不足で、なんであの時頭を冷やさなかったのかという、たらればが、頭の中でループし、寝ても覚めても自己嫌悪に苛まれておりました。
でもそんな時は五木寛之氏の本を手に取ります。
久しく五木さんの本には触れていなかったのですが、今日読み始めて「あ~、やっぱり価値観の同じ方がいるという事は、なんて心強いのだろう」と泣いてしまいました。

孤独を味わうと、自然と鳥や木々、草花など、自然と対話するようになってきます。
これ、自分だけかと思っていたら、昔の日本では自然と人間は共存して情報を交換し、相まみえていたのだと本に書かれていました。
田舎育ちなので、とてもよく分かります。
とむが死んだ翌朝、その前の1週間そうしていたように明け方窓を開け雪ちゃんと空を見ていたら、一羽の鳥が自分の家の窓からバタバタバタと飛んでいきました。
これには私も雪ちゃんもびっくりしましたが、すぐにその鳥がとむだと分かりました。
「もう自由なんだよ、泣かないでお母さん」とでも言うように、優雅に高く飛んでいきました。
私はいつでも決して一人ではない。
べらべらお喋りする仲間はいなくても、空や雲、月や星、道路脇の花たちが毎日話しかけてくる。

そんな自然のある環境に居ればこその良さが今の私にはあります。
「他力」も大変私を救ってくれました。
今後も長く執筆されますこと、心から願わずにはいられません。
ありがとうございます。

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五木さんは心のオアシスなんです。