No one knows

猫と私とどこかの誰か

昨日のジャニーズ事務所記者会見を見て。

同族経営における株主総会の代替案として、ファンクラブ入会者に株主同様の権限をお与えになり、きちんとした説明責任を果たされればいいのではないかと思いました。

その場所ではタレントとして長年培ってきた新社長のまま発言できますし、古参の他のタレントも参加し、何も公にする必要もなく、ジャニーズのファンとタレントで乗り越えて行こうとすることが重要なのではないかと。
興味すらない人間が勝手な憶測で世界的に発信できる時代です。
しかしながらレコードからCD、DVD、コンサートチケット、ファンクラブ会費を支払っているのは他ならずジャニーズファンです。
元社長が「タレントは努力なしでは今の地位は無い」と涙ぐんでいましたが、それはマスコミにではなく、ファンに直接話しかけることで風通しもよくなりますし、その情報をファン同士でやり取りし、結果無駄な誹謗中傷は出来なくなるんじゃないかと。

タレントあってのファンか、ファンあってのタレントか。
私は後者にあると思っています。

昨日の記者会見を見て、社会に1度も出た事のない新社長がビジネス用語すら使えない、理解できない(そういう風に個人的に感じた)、それ相応を求めるマスコミとの会話のズレが酷かった。

大手株式会社アミューズは株を公開していますから、株主総会があります。
そこではサザンや福山氏やperfumeがパフォーマンスします。

芸能界、普通の社会両方に継続していた者として、芸能人の考え方、特に大物に守られてきた人は桁外れに無意識に偉そうです。偉そうっていうか、自分と言う世界を守る意識が強く、他人の事(関係のない事)を思いやる気持ちが乏しいと感じた事が何度もあります。
勿論ファンをとっても大切にしている芸能人も知っております。
でも今回は日本の芸能界初の国連が関わった凶悪事件なのです。
なのに、身内を大事にする言葉が目立ち、もう一人の社長はジュニアへの思いを発し、ほっこりして騙されそうになりましたが、最終的に新社長、元社長ともに善人ぶった受け答えに不快感を覚えました。
「知らなかった」が多発した昨日の記者会見は昔の芸能界そのものでした。

未来こうしていくという話をしても何も変わらないんです。
過去をキチンと認め、記録し、討論し、それで初めて新しく歩き出せるんです。
過ちを理解しないで、どうやってまた犯してしまわないと確約できるのでしょう。
有罪判決を下されても、過ちを続けたのがジャニー喜多川氏なのですから。

これをきっかけに芸能界が洗浄される方向に行くことを切に願います。