No one knows

猫と私とどこかの誰か

夢を見て起きた。

明け方、いつも起きる時間前後に夢を見ます。
いつもの夢はほんわかな曖昧な記憶と共に消えてしまいます。
でも今朝は違った。

とむは脳炎で死んでしまったのですが、その午前中まできちんと歩き、意思疎通がとれてて、午後急変してしまったという現実がベースになっていて、「そうか、人と同じように頭、わきの下などを冷やしてあげることによって、高熱から脳を守ることが出来たのではないか?」という自らの言動で目が覚めたのです。
えっ、今気づく?なんで?なんで?と1時間以上自分を責め、まだ一緒にいたかもしれないという無念が心にナイフを刺していました。
心配した雪ちゃんが傍で私を見つめています。
何度思い起こしたって、間違いなく頭は冷やすべきだった。
とむ、ごめん(号泣)。

くぬにのときもそうだったけど、まだとむに関しても諦めていないんです。
死んでしまったのに。

こんな時、元気になろうと無理をしても、巨大な虚無感だけが残るだけです。
どんな慰めにも癒されることはできない時って必ずあるのです。
もうそれを知り過ぎているから、馬鹿のふりをするしかないのです。
で、結果本当にボケてくるのでしょうか。
40代までの根拠のない強気はもう持ち合わせがありません。

しばらくこの川の流れに身を任せます。

とむ、本当にすまん。